「箱と紐と本と」


上《わのひも(四段ばしごのあと2)》 2024/紙に鉛筆
右《わのひも(ふじさん)》 2024/紙に鉛筆

《重なる箱6》(12個の組み合わさる箱) 2019/シナ合板

《重なる箱11》(9個の組み合わさる箱) 2021/シナ合板
《鉛のかさなり3》(入れ子状に重ねられた36枚の鉛) 2024/鉛
《万物流転》 2024
/文庫本(オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』「万物流転」小川亮作訳 岩波文庫)のページ・糊










INFORMATION
会期
2024年12月7日(土)~ 2024年12月28日(土)
開催時間
13:00~18:00
休廊
日曜日・月曜日
*そのほか休廊期間:12月8日(日)~16日(月)
(DM等一部媒体にて「12月9日(月)~」と記載しておりますが、日曜日は定期休廊となっておりますので上記と内容に相違ございません)
概要
この度、フラットリバーギャラリーでは2024年12月7日よりコイズミアヤ展を開催いたします。
コイズミの作品から感じられる数学的な佇まいと軽妙なバランス、規則的で非連続性を持った形状、それらはロジカルに構築され立体として絶妙に成立しています。
中心が判然とせず周縁のみで構成されているかのような作品は、たどり着こうとしてもたどり着くことのない迷宮のような様相を呈し、全体像とディテールの立ち位置が相互交換されているかのように感じられます。時にカフカの「城」を連想させられるかもしれません。
本展では「重なる箱」シリーズと「紐のドローイング」を中心に展示されます。
また会期中12月中旬に「しくみの内側のしくみ-思考する手仕事のレシピ」がコトニ社より刊行されます。
是非ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
お知らせ
『しくみの内側のしくみ ― 思考する手仕事のレシピ』
コイズミアヤ著 コトニ社 2024年12月25日発売(詳細はこちら)
フラットリバーギャラリーでは2024年12月17日より先行販売いたします。




STATEMENT
世界の成り立ちやその仕組みについて観察し、考えを巡らせるのが好きで、例えば子供が玩具や手近な物を、その手触りや重さやかたちや機能について堪能したのち、そこからはみ出して新たな景色を立ち上げるような出来事に倣おうと考えています。
今回は、箱の本質はそれをかたちづくる板厚だと考えるところから出発した異形の入れ子、「重なる箱」のシリーズと、具体物の抽象的側面に興味をもってつづけている「紐のドローイング」を中心に、そのほかの小品も交えて展示します。
今年のはじめから、料理のレシピを書くようにして、今回の出品作の一部を含む作品の具体的なつくり方を記述することで、自身の近年の制作について振り返る本を執筆していました。しまってあった作品を出してきて採寸し直したり、過去の自分がそれをどうつくったかについて観察して確認したりしました。すると、かくれた部分のほとんどない作風の作品だけれど、それでも何もかもが見えているわけではないことや、物が私からは離れて在ることをあらためて新鮮に感じたりしました。会期中に出版の日を迎える予定でいます。
コイズミアヤ
ARTIST
1971年、東京生まれ。1994年、武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。本を開くとその中に世界が在る状況から発想し、箱の中に模型的な構築物や風景をしまい込む作品の制作をはじめ、造形を展開。1996年からギャラリーでの個展でほぼ毎年作品を発表。2009年から新潟県長岡市在住
最近の個展

美術館での展示出品

収蔵

PRODUCTS

Aya COIZUMI Stamp set
「文字の素であそぶ判子」
5つの小さな判子のセットです。
展示タイトル「箱と紐と本と」にちなんで、かたちが実際の物にちかい「匣」「糸」と「本」の文字を図形化したもの。
「+」は「と」と解釈することも。
価格:3,300円(税込)
購入:会期中はギャラリーにて販売





