「 CONVERT 」

『CONVERT』 2023 ／ 柘植

『孵化』 2023 ／ 柘植

『Rebuild』 2024 ／ 柘植

『empty』 2023 ／ 柘植

『Little plane』2023／柘植　　『Little cicada』 2024／柘植

『tube』 2023 ／ 柘植,ケヤキ

INFORMATION

会期

2024年1月12日（金）～　2024年1月27日（土）

開催時間

13:00~18:00

休廊

月曜日・日曜日・祝日

概要

　この度、フラットリバーギャラリーでは2024年1月12日よりナカダマコト「CONVERT」展を開催いたします。

　ナカダマコトは所謂木彫の通念とは異なる独特なアプローチで木を彫刻します。まず鋸や鑿有りきで進む制作プロセスとは異なり、作家固有の方法論にてアナログな手技とデジタル技術を用いながら制作されます。ナカダの創り出す繊細な作品は、折り紙や空き缶といった日常の延長線上にある素朴な形状を主軸としながら、電子基板や緻密なメカを思わせるような表層を纏わせることにより、近未来都市やスペースシップのようなSF的世界観を連想させます。またルーペを使用しないと確認することが困難なほど細かいディテールは、よく観察すると配管や空調の室外機、換気扇といった身近なものの形が散見され、それらは木材の持つ表情と相まって、程よい親近感とある種ノスタルジックな趣を醸し出します。

　木の質感と素材感に着目しこだわりながらも、敢えて相反するかのような硬質で冷たいメカニカルな形状を特殊な技巧で仕上げる アンビバレントでユニークなナカダの世界観をこの機会に是非ご高覧ください。

フラットリバーギャラリー企画

STATEMENT

木は
層で出来ていて
水を管で通し
呼吸をし
祈りの対象でもあります。
木の持つ機能を私のイメージで変換し彫刻して表現しました。

私は印鑑の製造に携わっており、そこで得た技術、様々な機械、環境、を反転した文字を彫刻するためだけに生かすのでは無く、
日々私の頭に自然に発生するイメージを彫刻する為に生かしています。
木の持つ自然の緻密な構造を使って、
現代そして近未来の人工的な構造を彫刻しています。

ナカダマコト

ARTIST

・明星大学造形芸術学部卒業

・主な展覧会　

2019年　Mechanical Sensations
2020年　SICF21、Independent Tokyo 2020 グランプリ
2021年　KOGEI Art Fair Kanazawa 2021、個展「nature」  gallery kogure
2022年　KOGEI Art Fair Kanazawa 2022、ULTRA OBJECT vol.3、個展「Rebuild」 gallery kogure
2023年　Tokyo antique fair 2023、「cross」伊藤航ナカダマコト二人展gallery kogure

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