「piccolo e sfizioso」

「la piccolina GJ」 陶彫,彩色,金・銀箔
「空気のぼうし」 鍛金(銅),木彫(ヒノキ),陶彫,アンゴラ原毛,彩色,ケヤキ



「piccola conchighia」陶彫(テラコッタ),銀箔,彩色/2024
「il piccolo suono dei fungi」陶彫(テラコッタ),彫金(銀),銀箔,彩色/2024
「こころのきのこ sonno」陶彫,彩色,金箔/2024



「はなのたね oggetto」陶彫,銀箔,彩色,羊毛皮/2011
「piccolo ULTRA」木彫(ヒノキ),拭漆,彩色/2024
「ultima ULTRA」木彫(ヒノキ),拭漆,彩色,砂/2024

「A dondolo 1/3」
陶彫(テラコッタ)、ケヤキ /2024

「ちいさくておおきな mano」
陶彫(テラコッタ)、彩色 /2011
INFORMATION
会期
2024年11月9日(土)~ 2024年11月23日(土)
開催時間
13:00~18:00
休廊
日曜日・月曜日・祝日
概要
この度、フラットリバーギャラリーでは2024年11月9日より塩野麻理「piccolo e sfizioso」展を開催いたします。
塩野麻理は、日本の古典技法を用いながらも特定のモティーフに囚われることなく、詩的で思慮深く何らかの示唆を含有しているかのような彫刻作品を制作します。それらは日常性やリアリティを感じさせつつ、異国や異世界の持つ不思議な雰囲気を醸し出し、ノスタルジックでありながら新しさを兼ね備えているようにも感じられます。ある種温故知新に通ずるかのような幻想的で現実的な作品たちは観る度に表情を変え、時に鑑賞者を惑わします。
この機会に是非ご高覧ください。
フラットリバーギャラリー企画
CONCEPT
本展覧会について
“Piccolo”は小さいという意味。“Sfiziozo”は何か特別で好奇心を刺激するものを描写します。本展覧会では、日常にある魅力的なモティーフを、小さな彫刻で表現しました。
「本」のページをめくると、そこに登場人物がいて、物語を展開していくような展示空間になるといいな、と考えています。物語に登場するのは、気づかなければずっと見つからないささやかな存在だったり、生きているものとも生きていないものとも判断できない、想像の中にだけ存在しうるものであったり、さまざまです。これらの小さな彫刻を、淡々と丁寧に表現しました。
作品について
私の作品は日本の古典技法を用いて制作しているものが多く、素材や技法を複合的に用いています。
素材や技法を組み合わせることにより、素材の持つ印象やイメージは、形や空間と合体し、想像を一瞬のうちに広げてくれるからです。

「雲折々 kumo ori ori(月と雲の静寂)~芭蕉を想う~」乾漆(漆皮)、彫金(銀)、煤竹、金・銀箔
作品「kumo ori ori」は、松尾芭蕉(1644−1694)の俳句「雲折々人をやすむる月見かな」からイメージを受けてでき上がった作品です。
漆皮という技法を用いて、月を隠す雲を表現しています。漆皮は、動物の皮革に漆を重ね塗りして形をつくる技法です。漆表面の硬質感と皮革の弾力により、相対する素材の性質によって成立する質感は、唯一無二の形態表現を可能としています。
月にかかるのは、煤竹を茶杓のかたちに模し、実際には目に見えない方向や流れの概念です。この茶杓には、永遠を象徴する銀の蝸牛が時間の記憶をたどっています。
月が雲に隠れる一瞬の静寂に、物理的な時間や距離の概念とは違う「時」の様子を表現しました。
塩野麻理
ARTIST
東京生まれ
東京芸術大学 美術学部 彫刻科 卒業
同大学大学院 美術研究科 保存修復技術専攻 修了
現在 明星大学 デザイン学部 デザイン学科 教授
PRODUCTS
Multiple stamps(計4種)
価格:¥1,100(税込)
購入:会期中はギャラリーにて販売


